オルソケラトロジー

オルソケラトロジー(視力回復コンタクト)について

オルソケラトロジーは就寝中に特殊なコンタクトレンズを装用することで角膜を矯正し、 昼間は裸眼でも見えるようになる視力矯正の方法です。

角膜には柔軟性があり、簡単に形状を変化させることができるためコルセットをはめる要領でコンタクトレンズで角膜の形状を癖づけて、屈折異常を正常化させるというのがオルソケラトロジーのメカニズムになります。

寝ている間にコンタクトレンズをつけても平気なのかという問題には、酸素透過性の極めて高いレンズを使うことで解消しているといいます。

オルソケラトロジーのメリット

オルソケラトロジーのレンズはあくまで角膜の表面の形状を変えるだけなので視力矯正手術のように角膜を削ることもなく、安全に裸眼視力を得ることができます。

年齢制限もなく、新陳代謝が盛んで角膜が柔らかい子供など若いほどオルソケラトロジーの効果が出やすいですが、高齢者になると厳しくなるとか。

従来のオルソケラトロジーはあくまで軽度の近視にしか使えなかったんですが、歯の矯正のように段階を踏んでレンズを変えて角膜を矯正していくことで、 これまで対応できなかった重度の近視や乱視、 遠視、円錐角膜に対しても視力矯正が行える「オサート」という技術も今はあります。

オサートによる視力矯正の効果はたびたびテレビでも紹介されているので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

オルソケラトロジーのデメリットと弱点

「就眠時に装着して寝るだけで昼間は裸眼で過ごせる」

というのが、オルソケラトロジーですが、しばらく夜間の装用を忘れたり、やめると元の視力に戻ってしまいます。

また、オルソケラトロジーのコンタクトレンズも普通のコンタクトレンズと同様に毎日のケアが必要であり、数年で買換えが必要があるため、 その都度お金がかかるというのも短所といえば短所です。

さらに、オルソケラトロジーでの視力矯正は保険適用外になるため、治療費が両眼で20万〜30万と高額であること、 ドライアイやアレルギーなどが原因でコンタクトレンズができない人は、オルソケラトロジーも同様に難しいというデメリットがあります。

重度の近視や乱視、 遠視、円錐角膜に対しても視力矯正が行える「オサート」についていえば、東京銀座にある三井メディカルクリニックというところでしか取り扱っていません。

素晴らしい視力矯正の技術であるにもかかわらず、いまひとつオルソケラトロジーが普及しない点はこういうところなのかな?と思います。