視力低下を防げますか?

視力回復に対する眼科医の姿勢

眼科医はメガネをかけている人が多いように基本的に視力回復トレーニングに関しては関心がない人が多いです。

というかそもそも悪くなった視力はトレーニングでは戻らないと考えていて、視力回復そのものに懐疑的な人も多いですからね。

あなたの近視はどの段階?」で解説したようにあくまで近視が回復するかどうかは近視の段階と近視の構造に大きく左右されます。

そのためまったく無意味だとはいわないけれど、視力回復トレーニングは仮性近視の段階でしか効果がない、真性近視に移行してからは気休め程度の効果しかないという認識かもしれません。

ただ少数ですが、仮性近視の段階での視力回復トレーニングを積極的に推奨する眼科医はいますし、近視の進行を止めるためのエクササイズとしてトレーニングの効果を認めている眼科医も一応はいます。

残念ながら視力回復ということに関して研究および実践している眼科医は少ないので、アドバイスを求めても答えられない、そのへんの本に書いてあるようなことしかいえないという眼科医がほとんどだと思います。

視力回復を研究して、自分で実践して、さらに視力を回復させたという眼科医はいないとは言い切れませんが非常に稀な存在でしょうね。

大人や社会を恨んでも仕方ないが・・・

視力が悪くなってはじめて「あのときああしていれば・・・」と思うものです。

視力回復に関しては眼科医でも実践している人がいない状況であるため基本的に頼りになりませんし、当然、体系的な視力回復の知識というのも乏しいです。

世に溢れる視力回復話はほとんどが個人的な経験が元になっているものなので、他の人でも同じ結果がでるか?という再現性については全くの未知数です。

きっとこれが視力回復トレーニングの漂う怪しさやいかがわしさにつながっているんでしょうね。

そんな視力回復の現状ですが、例えば「仮性近視の段階で正しく対応すれば近視の進行を防げる」という知識さえあれば、学校の視力検査で、 仮性近視が見つかった時点で、子供をひっぱたいてでも眼科に連れて行き、ミドリンMで治療しつつ、視力回復トレーニングを並行して行うことで、 近視にならずに済むというケースがありえるわけです。

しかし、視力に関しては世間一般に

「近視は遺伝だから仕方ない。」
「少しでも近視になったらもう治らない」

といった人づてに聞いた「意見」や「主張」、時には「都市伝説」が事実だと誤解されていることが非常に多く、しかもそれを疑うことなく信じている大人が凄く多いです。

もしかしたら防げたかもしれない子供の近視を親や大人の無知のせいで進行させてしまっているということがあるんですね。

学校でも視力の重要性について教えてくれることはないと思います。

日本で唯一、学校単位で生徒の視力低下を食い止めようと頑張っているのは岐阜県にある富野中学校ぐらいです。

富野中学校では4時間目の授業が終わると全校生徒がグランドに出て目の体操をするそうですから。

視力低下の兆候を見逃さないこと

小さな子供というのは視力に関しては遠視気味なんだそうで視力2.0ぐらいはザラにいます。

それが体の成長とともに眼軸が伸びて遠視傾向は落ち着いてくるので、最終的に1.0前後に落ち着きます。

しかし、体の成長とともに眼軸が伸びて遠視傾向は落ち着いてくる年齢である小学校の5年生ぐらいから中学の3年間、 年齢でいうと11〜15歳ぐらいに急に視力が悪くなるということが多々あります。

この第二次成長期の視力の低下に関してはさまざまな説があって、

目に必要な栄養分であるカルシウムが骨の形成に使われるので視力が悪くなるという説(※出産経験がある人ならわかりますが、お腹の赤ん坊にカルシウム をとられて歯がぼろぼろになるというのと同じ原理)
年齢的に一番漫画やゲームに熱中して目を酷使する時期だからという説
体の成長にあわせて遺伝的な近視が進むからという説

などがあるわけですが、いずれもはっきりしません。

そもそも近視は遺伝か生活習慣 (環境)か?という問題もあります。(※個人的には環境も遺伝も両方関係していると思うんですけどね...)

同じように目を酷使しているのに視力が悪くなる人もいれば、ならない人もいますし、 環境が変わったことで視力が悪くなる人もいますし、よくなる人もいます。

いずれにせよ、第二次成長期にあわせて視力の低下が起こることが多いので、年頃の子供がいる親御さんは注意して見守ってほしいということです。

といってもこのサイトをみているという時点で視力が悪いんでしょうけど・・・。