調節力トレーニングについて

調節力トレーニング〜見える範囲を広げる

わずかにボヤけているものを注意深く見ることにより、少しずつ目の焦点が合う距離を伸ばしていくトレーニングが調節力トレーニングです。

ルーの三原則にあるように人間の体の機能というのは「使わなければ退化する」ものです。

そのためメガネやコンタクトレンズに頼らなくても対象物にピントを合わせられるように調節力を鍛えるわけですが、それには、「わずかにボヤけているものを注意深く見る」のが効果的なんです。

腕や足の筋肉を発達させるためには持ち上げることができる限界ギリギリの負荷(重さ) で筋肉トレーニングをしますよね?あれと原理は同じです。

ピントが合う、合わない限界ギリギリのところを必死に調整しようとすることで、ピント調節機能を鍛えることができるわけです。

「限界ギリギリの負荷をかけて鍛える」という筋肉を鍛える基本は、視力回復トレーニングでも大事なことだということです。

調節力トレーニングのやり方 その1

調節力強化のトレーニングの前に言葉の説明をしておきます。

「焦点距離」という言葉がたびたびでてきますが、これは「はっきり見えるところと焦点がボヤけだすギリギリのところ」という意味です。

さて、言葉を理解したところでトレーニングに入りましょう。

  1. 自分の焦点距離に生け花、果物盛り合わせなど色とりどりで複雑な形状のもの を用意します。
  2. 焦点距離にある対象物の形状の淵を目でなぞるように注意深くみます。
  3. 目を細めないように気をつけ、呼吸をとめず緊張させないように気をつけてください。 頻繁にギュッと強く瞬きします。

調節力トレーニングは、3分程度を目安にして終わったら眼を閉じて休みます。2セットぐらいやればいいでしょう。

調節力トレーニングのやり方 その2

調節力トレーニングを文字が書いてあるモノを利用して行います。

これは電車内のつり革広告などを利用してもできるので通学や通勤途中でも行うことができます。

  1. 自分の焦点距離に本や広告など文字が書いてある物をセットします。
  2. 見えそうで見えない文字を注意深く見ていきます。緊張しないように。
  3. 目を細めないように気をつけ、ギュッと強く瞬きをしながら呼吸を止めないようにします。

見えそうで見えないものを注意深く見ているうちに次第にピントが合ってきて、はっきり見えてくるのが感じられると思います。

見える範囲が広がってきたら、焦点距離を変えて同様に繰り返しましょう。

視力回復トレーニングの番外編→零戦パイロット 坂井三郎氏の視力鍛錬法