坂井三郎氏の視力訓練法について

大日本帝国海軍のパイロットの驚くべき視力

坂井三郎氏をご存知でしょうか?

坂井三郎氏は太平洋戦争時における日本のエース・パイロットとして名を馳せた方で「撃墜王」といわれた戦闘機を操る技術はもちろんのこと、視力2.5とも3.5ともいわれる驚異的な視力を誇ったことでも有名な方です。

太平洋戦争中、レーダーなどの高性能な機器がなかった飛行機乗りにとって、己の視力こそが戦場での生死をわける生命線でした。

そのため坂井氏をはじめとするゼロ戦パイロットたちは飛行技術を向上させることはもちろんのこと、視力も必死になって鍛えたといいます。

そんな懸命な努力によって、坂井氏にかんして言えば、「昼間でも星が見えるほどの視力」を手に入れたといいます。

坂井氏がどんな視力訓練法を行っていたのか?それをここでは紹介したいと思います。

脅威の視力を達成する訓練法とは?

脅威の視力を手にする訓練法といっても内容は極めてシンプルです。

当サイトでも紹介している視力回復トレーニングと基本はほぼ変らないといっていいと思います。

1、 徹底的な自己管理
夜更かしや深酒のような目の能力を低下させることは出来るだけ避ける。 また、自分の 不注意によって視力をそこなうことの絶対にないように心がける。
2、緑のものを見る
朝起きると、緑色のものを数分間じっと見つめた。たとえば、窓の外の芝生、樹木など。
3、 遠目をきかす訓練
遠い山の境界線にある樹木の恰好を、その細かい枝振りまで見極める。町を歩いていて、 遠くに見える看板の文字を1メートルでも早く確実に読み取る練習。
4、 群れ飛ぶ鳥をみて、その数を出来るだけ確実に早く数える練習
敵機群と遭遇したとき、敵編隊の機数はたいていの者が実数よりかなり多く感じる。このため 素早く、正確な機数を把握する訓練。
5、 昼間の星捜し
日暮れの一番星を一秒でも早く見つける訓練。明け方は、最後まで残っている星を追う。 昼間青空の中にとけこんでいる星を見つける訓練。

坂井氏がその著書「大空のサムライ」で語っている視力訓練法は以上のとおりです。

なんだかんだで視力回復の最高の方法

「昼間でも星が見える」

というのは、普通であればとんでもない法螺にしか聞こえない話ですが、坂井氏いわく、「日々の訓練とそれを可能にする精神力、努力することが第二の天性となれば十分可能である」ということです。

さすが帝国軍人は気合が違うと私なんかは思うわけですが、それでも坂井氏の視力の話は、訓練が習慣となれば、人間の能力ははるかな高みに達することができるという貴重な例ではないかと思います。

坂井氏のほかにも当時の日本人の中には軍人や一般人とわず驚異的な視力を誇った人というのはたくさんいたそうです。

戦艦大和などに乗っていた監視員や空襲を知らせる町の監視員のなかにもとんでもない視力の持ち主がいたとか。

漁業が生業であるため明日の天気を占うために暇さえあれば遠くの雲の動きを見ているモーケン族なども視力が10.0とかの世界です。

また、目の前に広がる景色が大草原なので遠くをみるしかないモンゴルの放牧民やアフリカのマサイ族が驚異的な視力の持ち主ということは有名ですよね。

視力という機能が必要に迫られて環境に適応するという考えに立つのなら、「遠くの景色をひたすら眺める」というのが最もシンプルにして最強の視力回復法なのかもしれませんね。